このモジュールは、ユーザのホームディレクトリにアクセスする機能を提供します
ステータス: Base
ソースファイル:
mod_userdir.c
モジュール識別子:
userdir_module
UserDir
public_html
UserDir public_html
といった形式以外は、Apache 1.1 以降でのみ有効です。
enabled や disabled というキーワードの記述及び、
ユーザ名の列挙に関しては、Apache 1.3 以降でのみ対応しています。
UserDir ディレクティブは、 ユーザのドキュメントに対する要求があった際に使用する、 ユーザのホームディレクトリの中の実際のディレクトリの名前を指定します。 directory-filename には、以下のどれかを指定します。
enabled や disabled
といったキーワードでない場合には、
ファイル名のパターンとして扱われ、
名前からディレクトリへの変換を指定することができます。
http://www.foo.com/~bob/one/two.html
への URL
の場合の変換について見てみます。
UserDir public_html -> ~bob/public_html/one/two.html UserDir /usr/web -> /usr/web/bob/one/two.html UserDir /home/*/www -> /home/bob/www/one/two.html
以下のようにディレクティブを設定すると、 クライアントへはリダイレクトが送出されます。
UserDir http://www.foo.com/users -> http://www.foo.com/users/bob/one/two.html UserDir http://www.foo.com/*/usr -> http://www.foo.com/bob/usr/one/two.html UserDir http://www.foo.com/~*/ -> http://www.foo.com/~bob/one/two.html
このディレクティブを利用する際、"UserDir ./" といった設定をすると、"/~root" は "/" にマッピングされることに気をつけてください。 これは非常に望ましくありません。 Apache 1.3 以降を利用しているのであれば、"UserDir disabled root" という記述を設定ファイル中に含めることを強く推奨します。 <Directory> ディレクティブや、 セキュリティに関する覚書 も参照してください。
その他の設定例:
小数のユーザには UserDir
ディレクトリを利用させるものの、残りのユーザにはさせたくない場合:
UserDir disabled UserDir enabled user1 user2 user3
大部分のユーザには UserDir
ディレクトリを利用させ、一部のユーザのみ無効にする場合:
UserDir enabled UserDir disabled user4 user5 user6